01
ZEBについて
ZEBの定義・評価方法
エネルギーを極力必要とせず、上手に使う建築物
- ZEBの建築段階では、建築計画的な手法(パッシブ手法)を最大限に活用しつつ、
長寿命かつ改修が困難な建築外皮を高度化した上で、設備の効率化を重ね合わせることで、省エネルギー化を図ることが重要。 - 省エネ基準よりも50%以上の省エネをZEB基準(ZEB Ready)として設定。
- 上記省エネ率については設計段階で評価する。
ZEBの定義イメージ
ZEBの実現可能性
(10,000㎡[7階建て]の事務所ビルの試算例)
エネルギーを極力必要とせず、上手に使う建築物
- どのような技術・設備を導入すればZEBができるのか、その場合、一般的な建築物に比べてどの程度費用が増すのかについてケーススタディを実施。
- 事務所、学校、ホテルにおいて、現在の高性能な建材や設備を適切に選択することで、50%省エネ(ZEB Ready)が実現可能と試算。
ZEBの普及方針
課題
01
ZEBを設計するノウハウが構築されていない
- ZEBを設計するための技術や設計手法、コスト等が不透明。
02
施主のZEBに対する認知が低い
- ZEBを作る、またはテナントがZEBを選ぶことのメリットは何か。
(建物・企業価値の向上、光熱費削減、エネルギー自立による防災性能の向上、快適性・知的生産性の向上等) - 類似する建築物指標との違いは何か。(認定低炭素建築物等)
03
ZEBを作るには費用がかかる
- 現状では、ZEBのための追加投資は、必ずしも経済合理性に見合うものではない。
- ZEBへの投資は建物オーナーが負担する一方で、光熱費削減等のメリットはテナントが得られるというギャップ。
- また、テナントビルでは、坪賃料の違いにより、投資可能な規模に限界。
他指標との比較
- 他指標との違いを明確に整理した上で、お施主様へのZEBのメリット等に関する説明が必要
補助金制度・支援制度 (参考:令和三年度)
事業名
【環境省】
(令和3年度予算) 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業(令和3年度予算総額 60億円)
対象者
(公共施設/民間建築物)
公共施設・民間建築物
フェーズ
(新築/既築)
新築・既築
制度概要
【制度概要】
地方公共団体所有施設及び中小規模の民間業務用ビル等に対しZEBの実現に資する
省エネ・省CO2性の高いシステム・設備機器等の導入を支援します。
【補助対象】
対象者:
地方公共団体(延床面積制限なし)、
民間団体(新築:延床面積10,000㎡未満、既築:2,000㎡未満)
対象設備等:ZEB実現に寄与する設備(空調、換気、給湯、BEMS装置等)
【補助概要】
『ZEB』:補助対象経費の3/5
Nearly ZEB:補助対象経費の1/2
ZEB Ready、ZEB Oriented:補助対象経費の1/3(延床面積2,000㎡未満のZEB Readyは対象外)
(補助金額上限:5億円、延床面積2,000㎡未満は3億円)
※大規模民間建築物(新築:延床面積10,000㎡以上、既築:延床面積2,000㎡以上)は、
経済産業省「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB:ゼブ)の実証支援」を参照ください。
02
設計について
ZEB設計ガイドライン
「ZEBロードマップ検討委員会とりまとめ(2015年12月)」をふまえ、ZEBロードマップフォローアップ委員会における審議をへて、 設計実務者向けZEB設計ガイドライン、ならびにビルオーナーなど事業者向けパンフレットを制作しています。
事務所
老人ホーム・福祉ホーム
スーパーマーケット・ホームセンター
病院
学校
ホテル
詳細はSIIホームページより、
ご確認下さい。
03
ネオマフォーム
について
RC造用途
下記の他にも様々なところでネオマフォームは採用されています。その他の使用方法については別途お問い合わせください。
外壁・界壁・天井
・スラブ下用途
屋上防水(外断熱)用途
(株)エイ・アール・センター
ケミアスルーフ防水概要
改質アスファルト防水の断熱工法でも
ネオマフォームは使用されています。
日射の厳しい屋上をしっかりと断熱します。
飛び火認定も取得しており、
50mm以上の断熱材の施工も可能です。
ネオマフォーム高密度(40K)
品 シート防水仕様
RC造で重量を軽くするため、
屋根部分をS造(デッキ)で作るケースがあります。
ネオマフォームはシート防水屋根の断熱性能を
高めるために貢献しています。
デッキプレートにネオマフォームの高断熱性能と
塩ビ防水シートの信頼性を組み合わせた、
軽量かつ高性能なロンシール工業(株)
の金属下地屋根シート防水システムに、
ネオマフォーム高密度品が採用されています。
鉄骨造 ー外壁用途
耐火建築物用途の製品
用途の製品
準耐火建築物(ロ準耐2)
用途の製品
金属外装材
断熱用途の製品
鉄骨造 ー屋根用途
勾配屋根(耐火断熱野地板)
用途
屋根仕様が勾配屋根となる際には、耐火野地板製品が 広く用いられます。ネオマフォームは木毛セメント板、 木片セメント板と複合することで、それぞれの 野地板製品の断熱性能を大きく高めております。
野地板が上なので、
作業しやすい。
断熱材が上
だと吊子などが沈む。
断熱材が強風で
飛ばされたりしない。
竹村工業株式会社製品
TSプラスボード
屋根30分耐火構造
FP030RF-0088
ニチハ株式会社製品
だんねつ君
屋根30分耐火構造
FP030RF-0099-1(1)・(2)・(3)
FP030RF-1779-1(2),FP030RF-1751-1(2)
鉄骨造 ー天井用途
ネオマフォームFは、ネオマフォームの両面に
アルミニウム箔を貼り合せ、不燃材料認定を
取得した高機能製品です。軽量で施工性も良いため、
工場などの天井でも使用されます。